マッチングアプリを利用した投資詐欺に注意！手口や対策を解説

近年、マッチングアプリを利用した投資詐欺が増加しています。

マッチングアプリは恋人や将来の結婚相手を探すサイトとして運営されていますが、中には詐欺を働く目的で登録している詐欺師も存在します。

今回はマッチングアプリを利用した投資詐欺とは何か、手口や対策について解説します。

マッチングアプリを使用した投資詐欺とは

マッチングアプリを利用した投資詐欺とは、ターゲットの恋愛感情を悪用し、結婚をほのめかして偽の仮想通貨やFXで金銭をだまし取る詐欺の手法です。

マッチングアプリを使った投資詐欺の手口とは

詐欺師はターゲットと恋愛関係に発展すると、頃合いを見計らって「結婚準備金のために貯蓄しよう」などと投資話を持ち掛けます。

マッチングアプリで恋愛関係になった相手から、「今がチャンスの投資がある」「必ずもうかる投資のノウハウがある」「小額から儲けられる」といった話をもちかけられたら、その相手は詐欺師である可能性が高いです。

マッチングアプリを使った投資詐欺の特徴

マッチングアプリを使った投資詐欺には、以下のような特徴があります。

• 仮想通貨やFXを紹介する
• 元本割れを保証する
• 出金申請を拒否する

それぞれの内容について見ていきましょう。

仮想通貨やFXを紹介する

マッチングアプリを使った投資詐欺では、詐欺師は仮想通貨やFXを紹介してきます。

詐欺師はターゲットに偽の運用実績を提示し、興味を持たせて投資商品を購入させようとします。

最初は勝っているように見せかけ、さらなる出資を持ち掛けるのが特徴です。

元本を保証する

マッチングアプリを使った投資詐欺では、投資へのハードルを下げるため元本保証をうたう場合があります。

元本保証とは、運用利益が出資額を下回っても、最初に投資した金額は減らないという仕組みです。

「元本保証」「高利回り」と良い条件ばかりをうたって勧誘してくる場合は、投資詐欺を疑いましょう。

出金申請を拒否する

投資詐欺では、出金申請を拒否するという特徴があります。

詐欺師はターゲットからの出金申請をさまざまな理由で拒否し続けた後、だまし取った金銭とともに姿を消します。

投資詐欺にあってしまった場合の対処法

マッチングアプリで投資詐欺にあってしまった場合、もしくはその可能性がある場合、以下の対処法をすぐに実行することが大切です。

• マッチングアプリ運営会社に相談する
• 国民生活センターへ連絡する
• 警察に相談する
• 司法書士に返金請求を依頼する

上記の3つは詐欺師のアカウントを凍結したり、他にも同じ相手から詐欺被害にあっていないかを確認するための方法です。

3つ目の司法書士への返金請求依頼は、支払ってしまったお金を取り戻すための方法になります。

司法書士に依頼できること

詐欺の被害にあってしまった場合に司法書士ができるのは、以下のような業務です。

• 返金請求にかかわる書類の作成
• 簡易裁判所での代理（140万円以下の金銭請求の場合〉
• 法的手続きのアドバイス

司法書士は被害額が140万円を超える場合の訴訟代理はできませんが、被害者が警察や国民生活センターへ訴えるべきか、または弁護士に依頼すべきかといった判断に関するアドバイスをもらうことができます。

まとめ

投資詐欺にあってしまった場合には、迅速に対応することが非常に大切です。

すでにお金を支払ってしまった場合には返金請求を行いますが、返金に必要な書類作成や手続き、相手への返金交渉も全て行ってくれる司法書士へ相談することで、被害者が直接対応する必要がなくなります。

詐欺師との交渉は、知識と経験豊富な専門家である司法書士への依頼がおすすめです。